7月3日(水) 2日目。
昨日の興奮がまだ体に残る朝。ゲルの扉を開けると、冷たい空気と広い空。
この日をひと言で表すなら——「学び」と「デトックス」。五感全部でモンゴルを受け取った一日でした。
🐄 牛の乳搾り体験——“貪欲に体験する”ってこういうこと
深夜2時ごろゲルに到着したはずの関西メンバーが、なんと誰より早起きして現地の方と乳搾りに参加!
体力のある限りチャレンジする姿勢に、関東・中部組は「すごい…!」と感心しっぱなし。

一方、関東・中部組で起きられたのはごく一部(笑)。
海外に来るとどうしても気が張って疲れるよね…それも含めて旅のリアル。
参加メンバーは、現地の方に声をかけて搾り方を教わりながら実践。
簡単そうに見えても、最初はぜんぜん出てこない…!何度も試して、ようやくぽた、ぽた。
「牛さん、ちょっと痛かったかも…ごめんね」とつぶやく声も。

参加者の中には、実際に酪農に関わっているメンバーも。
手つきは慣れたもので、「これは子牛用? 人が飲む用?」など具体的な質問も飛び交い、
吸収しようとする意欲が場の空気を引き上げていました。
🐑 羊の屠殺体験——“いただきます”の意味を、体で理解する
このスタディツアーで最も考えさせられる体験。
自分たちの命が、ほかの命の上に成り立っていることを、静かに受け止める時間です。
遊牧民の方々は血を一滴たりとも大地に垂らさないと言います。
家畜も大地も“共に生きるもの=聖なるもの”という考え方が、今も強く根づいているから。
羊が苦しまないように配慮された方法で命をいただき、肉も内臓も毛皮も一切無駄にせず、衣食へとつないでいく。
日本では綺麗に加工されたお肉しか目にしない日常。
でも、その前段には必ず「命」と「人の手」がある。
“いただきます”を、もっと大切に。—そう強く思えた体験でした。
👗 みんなでデール!——伝統衣装で“映える”草原フォト
乗馬の前に、事前にオーダーしていたモンゴルの伝統衣装デールにお着替え!
色も柄もそれぞれ。個性が爆発して、ゲルの前は一気にカラフルに。
これもスタツアの楽しみのひとつ。
“映え”なんて言葉以上に、記憶に残る写真になりました。

モティプロジェクトでは現地の人と同じ目線、民族衣装を着てその世界を共に歩くという事を大切にしています!
同じ服を着て風を感じる事で同じ目線に立てると感じております。
🐎 乗馬体験(1回目)——モンゴル馬と“風になる”準備運動
いよいよ待ちに待った乗馬! モンゴル馬はサラブレッドより一回り小さくて、とても賢い。
まずは安全レクチャーを受け、現地の方に教わりながらゆっくり慣れていきます。
この日は近くの丘までの軽いライド。
少しずつ体が馬のリズムを覚え、会話しながら乗れる余裕も出てきました。
一部のメンバーは短い距離で少しスピードを上げてみるチャレンジも!
この“体が慣れていく感覚”、きっと誰かの新しい趣味になる。
未経験でもハマるのは、きっとこの瞬間の高揚感のせい。
🏠 男子ゲル、みんなで組み立ててみた
男性メンバーのゲルは自分たちで組み立て。
骨組みを組み、分厚い布やフェルトを重ねて、防寒仕様に。
極寒−40℃に耐える造りなのに、約1時間で完成するシンプルさに驚きます。
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インスタではゲルの組み立てをタイムラプス動画で紹介しています!
可動式で、移動しながら暮らせるよう最適化された構造。
「シンプル=強さ」を全身で理解しました。
🌇 見事な夕焼け——“時間の感覚”が変わる国
モンゴルは、とにかく太陽と過ごす時間が長い。
夜9時前でもこの明るさ。朝は5時過ぎには日が昇ります。
空を遮るものがないから、夕日の軌跡をずっと見ていられる。

メンバーの素敵な写真が、今日もたくさん増えました。
🍳 屠殺した羊で夜ご飯を調理——“いただきます”を言葉以上に
午前中にいただいた命を、夜にみんなでいただきます。
内臓はシンプルに塩だけ。部位によって食感も味わいもまったく違う。
心臓は心地よい弾力、足の付け根の肉は力強い旨み。

命のありがたさに、自然と手を合わせる。
“いただきます”は、学びの言葉でもある。
🔥 キャンプファイヤー——話して、笑って、深まる
モンゴルビールBORGIOを片手に、炎を囲んでゲームと対話。
くじ引きで出たお題に答えるうち、メンバーの人柄がどんどん見えてくる。
「いいところ」「座右の銘」、そして少しの恋バナまで。
ゲームの後は、小さな輪で深い話へ。

お互いを理解しようと心を開き、全てを預けられる仲間だと感じたこの時間。
お互いの結びつきをより強く、特別なものにすることができました!
🌌 星空観測——4人でつかんだ、理想の一枚
この日も夜中1時半まで粘って、天の川を待つ。
撮影の腕が少しずつ上がって、1日目よりもずっと綺麗な一枚が撮れた!
角度・背景・立ち位置…4人で工夫してつかんだベストショット。

🌠 2日目のまとめ
今日は学びとデトックスの両方がギュッと詰まった一日。
屠殺体験で「命と食」のつながりを体で理解し、
キャンプファイヤーで互いの価値観に耳を傾け、
乗馬で風を受けて、心のストレスを解き放つ。
初対面でも、同じ方向を見ている仲間がいる。
このチームに出会えたこと自体が、もう旅の宝物です。
次回Vol.4では、いよいよ乗馬“本番編”へ。
草原を駆けるスピードと、恐さと、気持ちよさと。
▶️【Vol.4】乗馬・草原疾走編はこちら(公開後にリンク設定)
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