7月4日(木) 3日目。
この日は、朝から「モンゴルの大地でしかできないこと」を全身で感じた一日でした。 乗馬用の馬を捕獲するシーンの視察から始まり、スピードを上げた乗馬体験、そして現地の子どもたちとの交流へ。 まさに、学びと体験がひとつにつながった日です。
🐎 乗馬用の馬を捕獲する様子を見学
朝一番、僕たちは自分たちがこれから乗る馬たちが集められている飼育所へ向かいました。 そこでは、遊牧民の方々が実際に乗馬用の馬を捕獲する様子を間近で見ることができました。
1頭のリーダー馬が逃げると、他の馬も連鎖的に走り出すため、1頭捕まえるだけでも一苦労。 それを慣れた手つきで追い込み、首に縄をかけて捕まえる遊牧民の姿はまさに職人技でした。

使用しているのは、先端に縄のついた棒。 その縄を器用に馬の首へ引っ掛けて捕まえます。 間近で見ると、まるで映画のワンシーンのような迫力でした。
🐴 馬にも性格がある——人と馬の“相性”
モンゴルでは、基本的にツアー中は同じ馬に乗り続けるのがルール。 というのも、馬にも人と同じように性格があるからです。 遊牧民の方々は、その人の性格や雰囲気を見て、合う馬を選んでくれます。
中には、仲良しでいつも同じ馬のお尻を追いかけてくる馬もいれば、 近づかれるだけで耳をピンと立てて威嚇する馬も。 耳を立てるのは「嫌なものが近くにいる」サインだそうです。 乗り手は、馬の気持ちを感じ取りながら一緒に走る。 そこに、言葉を超えたコミュニケーションが生まれます。

💨 風と一体になる——スピードを上げた乗馬体験
2日目で基本を覚えたメンバーたちは、いよいよスピードアップ! 馬の蹄が「パカラッ、パカラッ」と響く中、風を切って走る感覚に全員が夢中になりました。
モンゴルの見渡す限りの草原を、馬と一体になって駆ける。 この瞬間はまさに、“馬と風と一体になる”という表現がぴったり。 体が風と一緒に動くような、心まで自由になる感覚。 思わず声をあげて笑ってしまうほど、気持ちが良い。

恐怖よりも好奇心。 その一歩を踏み出した人にしか見えない景色が、そこにありました。
⛰️ 小高い山を登って見た景色
この日は、前回よりも遠くまで進み、馬で小高い山へ。 人間が歩いたら息が上がるほどの傾斜でも、馬たちは軽やかに登っていきます。
頂上で馬を降りて振り返ると、広がる見晴らしと、近く感じる空。 澄んだ空気の中で思わず寝転びたくなるほどの開放感でした。
🏐 現地の子どもたちとドッジボール大会!
乗馬のあとは、日本式のドッジボールを現地の子どもたちと一緒にプレイ! 最初はルールがわからず見様見真似だった子どもたちも、 すぐにコツを掴んで白熱のバトルに!
日本人メンバーも久しぶりに本気で走って投げて、 気づけば全員が童心に返って笑っていました。

🍬 日本のお菓子プレゼント!
この日は、遊牧民の方々へのサプライズも! 日本から持参した小分けのお菓子をウチワに貼り付けて、 手作りの“お菓子プレゼント”を用意しました🎁
完成したプレゼントを見て、メンバー全員が思わず「可愛い!」。 現地の方々も笑顔で受け取ってくれて、温かい交流の時間になりました。

🌄 3日目のまとめ——“百聞は一見に如かず”を体感した日
この日は、“体で感じることの大切さ”を強く実感した一日。 出発前にモティさんから聞いていた「風と馬と一体になる感覚」—— その言葉の意味が、やっと自分の中でつながりました。
未知のことは怖い。でも、やってみないとわからない。 だからこそ、まず一歩踏み出して経験することが大事。 人から聞いた情報ではなく、自分で感じた感覚や感情には、 伝える言葉の“重み”があります。
このモンゴルの大地で感じたことを、 これからは誰かに伝えていけるように——。 そんな想いが芽生えた3日目でした。

次回Vol.5では、さらに深まる“モンゴルの学び”。
ゲルで過ごす最終日、そして旅の終盤へ。
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