【キリマンジャロ登山スタディツアー帰国後ブログvol.9】登山中の高山病の体験をシェア

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キリマンジャロ登山の一番の敵は高山病です。この高山病と一番戦ったメンバーから体験談をシェアしてもらいました!是非これからキリマンジャロ登山に行く方は必読です。

ジャンボ!キリマンジャロ登山スタディツアーに参加したしほこです!
私からは登山中の高山病についてレポートしたいと思います。

ところでみなさん高山病について知っていますか?
また、高山病を経験したことがありますか?

私は人生で初めての高山病をキリマンジャロという地で体験しました。

まず、高山病について簡単に説明します。
高山病とは高地で酸素が欠乏することによって、頭痛、疲労、吐き気などの症状が現れる病気です。そのため、酸素濃度を測り、高山病になっているか判断を行います。
私たちはキャンプ地で毎回、水分摂取量の聞き取りと酸素濃度の測定を行いました。
この瞬間がとても緊張しました。数値が良くない場合、命に危険があるため下山をしなければならないからです。

パルスオキシメーターを使用し酸素濃度を測定

高山病にできるだけならないように水分をこまめにかつ大量に摂取し体の血液循環を良くすることや呼吸法に気を付けることなどがありますが、実際に行っていても体質によってなってしまう場合があります。登山経験や体力に関係なく発症してしまうところが高山病の厄介なところです。つまり、高山病を完全に予防することは出来ないため、私たちは高山病で死なないことを念頭に置いて自分の体調管理を徹底しました。

私は、20年間の私生活において酸素が欠乏した状態など経験したことがなかったため高山病により呼吸が苦しくなる辛さがキリマンジャロ登山前までは分かりませんでした。また、高山病になっている自分が全く想像できませんでした。しかし、登山4日目に悲劇が起こりました。4日目はバランコキャンプ(3976M)を出発し、カランガキャンプ(4033M)を経由し、バラフキャンプ(4673M)へ到着する日程でした。カランガキャンプに到着した時、平地で生活しているように呼吸ができませんでした。それだけでなく、頭痛、疲労、吐き気など事前に調べていた高山病の症状が当てはまり自分が高山病になってしまったと気が付きました。高山病になってしまった場合、たくさん水分と食事を摂取し吐き気を我慢しないことが重要であるとフレディに教えてもらい、たくさんの水分と食事を摂取しましたがあまり状態はよくなりませんでした。フレディやガイドの人から頂いた食べ物や飲み物は必ず完食し、行動で何としてでも登頂したいという意思を伝えました。ここまで来たら、高山病になってしまったものは仕方がないと割り切り
「今日は人生で初めて高山病を経験した日!しかも、キリマンジャロで!」
と心で唱え続けましたが、ポジティブ思考は長く続きませんでした。なぜなら、高山病により判断能力も低下するからです。一歩ずつ足を前に出すことで精一杯でした。他は何も考えることができないくらい身体も精神もつらかったです。どんなにつらくても、下山しようとは全く思いませんでした。一人だとしていたかもしれません。自分の前にはガイドの方、後ろには仲間がずっと声をかけ続けて自分のことを支えてくれたので簡単には諦めたくないと思いました。無事にバラフキャンプに到着しましたが、テントへ向かうことも困難でした。

無事に辿り着いたバラフキャンプ

時間の経過とともに高山病の症状も少し良くなりましたがアタック当日も再び高山病の症状が出てきました。頭痛や吐き気が酷く、真っ直ぐに歩けませんでした。しかし、辛いと思いませんでした。5000Mから見える景色や素敵なメンバーと登山できる幸せで気持ちが一杯だったからです。今、考えると平地でこのような症状になったらすぐに座り込んで休み、動きません。仲間の存在やキリマンジャロという山のおかげで私は最大限を尽くすことができました。
高山病は実際に経験してみないと本当の辛さは分かりません。今回、キリマンジャロで高山病になり、貴重な経験ができたと思っていますが、とても辛いので、高山病だけは次回参加したいと思っている人に経験してほしくないです。高山病の恐ろしさと辛さだけでなく自分の限界をこのツアーで知ることができました

ちなみに、これが実際の酸素濃度表です!

代表のもてぃさんの異常な数値!本当にすごいです。

 

アタックの感想とまとめ

私はキリマンジャロの頂上へ行くことができませんでした。頂上へ近づくにつれて高山病の症状が酷くなり、酸素濃度が60%ということで下山しなければいけませんでした。アタック当日は、体調が万全ではありませんでしたが、キリマンジャロで出会えたメンバーと必ず頂上へ一緒に行きたいという思いで一歩ずつ前へと進みました。しかし、最後は足を前へ出すことができなくなりました。前へと進む辛さよりも下山が決定した辛さの方が大きく、泣きながら下山したことを今でも覚えています。

私がどうしてこれほどまでにキリマンジャロの登頂を目指したかというと、自分自身に自信を持ちたかったからです。大学生活2年間を振り返ってみると、自分から行動することが少なく、時の流れに身を任せていただけであると気が付きました。キリマンジャロ登山を通じて、自分の長所や短所を発見するだけでなく、自分についてもっと知って自信をつける絶好の機会だと思い参加しました。どうして、日本の山ではないのかと周りの人に聞かれることもたくさんありました。確かにそうです。忍耐力だけをつけるためであればどこの山でもいいと思いますが、私はアフリカへ行き現地の人と交流したいと思ったからです。現地の人と交流することにより文化や自分にはない考え方を学ぶことができると思ったからです。


私は、登頂することができませんでしたが、20年間で1番、限界まで頑張った瞬間ではないかと思っています。最初、登頂できなかった場合、自信がつかないどころか、これからの自分に対して不安になってしまうのではないかという思いも正直ありましたが、キリマンジャロ登山を終えて自分自身を見つめ直すことができ、自信を持つことができました。
登山は、体力的にも精神的にも楽ではありませんでしたが、苦と感じることもありませんでした。なぜなら、現地スタッフとメンバーの心の温かさや普段の生活では見落としがちの自然の壮大さを感じることができたからです。キリマンジャロと聞くと危ないイメージが沸く人がほとんどだと思いますが、実際に行ってみると、空気のおいしさを感じたり、アフリカでしか見ることができない植物を見れたりキリマンジャロにはたくさんの魅力がありました。
最後に、参加した目的であった自分に自信を持つということを達成できてよかったですが、登頂できなかった悔しさと下山の瞬間を今でも忘れられません。この思いを忘れないように大学生活や社会で後悔しないよう頑張っていきたいと思いました。どんなにつらい高山病を経験しても楽しい思い出の方がたくさんあるのでまた挑戦したいと思いました。
素敵なメンバー13人と現地のスタッフに出会えたことが一番の思い出です。Asante sana!

参加を考えている人へ

少しでも行きたいと思った場合、必ず参加することをおすすめします。心配なことなどたくさんあると思いますが、現地へ行くと自然の壮大さに圧倒され、心配する余裕もないです!行って後悔は絶対にしないので、行かないで後悔はしてほしくないです!!

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高山病はどんなに登山経験者でもなります。どんなにトレーニングをしてきてもなります。それだけすごく怖いもの。だからこそ準備を万端にして、荷物を軽くして、マインドも軽くして、万が一のリスクを少しでも減らしていく事が大切だと考えますが、そればかり心配してしまうと何もできなくなります。だからこそ、すべて楽しみながら挑戦して立ち向かっていくその姿勢がキリマンジャロの山頂へと導いてくれると感じます。ただ登る事が決して全てではありません。全ての体験から学ぶ事があり必ず次への道へとつながっています。勇気を持ってこのレポートを書いてくれたしほこに盛大な拍手と感謝です。

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