ナマステー!
インドのボランティア体験記を書いているトミーです。
前回は、新しいボランティア先、コルカタの街歩き、ホームステイ先の家族について紹介をしました。
四回目のこのブログでは、コルカタの街歩きとホームステイについて更に詳しく書いていきます。また、コルカタに住んでいる日本人シスターのお話を聞く機会もあったので、その内容についても紹介していきます!
前回の記事は、こちらをご覧ください ↓
インドのゆったりとした一日の過ごし方
コルカタ四日目のこの日は、ボランティアに行く心の余裕が残っていなかったので、ボランティアは一日お休みしました。
ボランティア活動に参加することは、強制ではありません。そのため、自分の体調や今後の予定などと相談しながら、ボランティアをすることが出来ました。その点は、自由度が高かったので、自分のペースで活動することが出来て良かったです。
この日は、日曜日だったため、マザーテレサのお墓があるマザーハウスでミサがありました。
その日の予定は、夕方に日本人シスターのお話を聞きに行くことしか決まっていませんでした。そのため、それ以外の時間は、観光、街歩き、お家でのんびりすることにしました。 その日のスケジュールに沿って、何をしたの~?どうだった~?という内容を書いていきます。
早朝のミサに参加してみる
この日は、日曜日だったため、マザーテレサのお墓があるマザーハウスでミサがありました。
ミサとは何ぞやと簡単に言いますと、教会でみんなで礼拝をしようという集会みたいなものです。(まだ、宗教については勉強中なので、間違ったことを書いていたらすみません。)
私は日本では、ミサに参加したことはありません。キリスト教とは縁がなかったので、そのような習慣はありませんでした。小学生の頃に、友達で日曜日は教会に遊びにいくよ~という子が、1,2人いたぐらいの遠さです。
海外に行くようになって、初めて教会でひらかれるミサに参加して、何じゃこの文化は!と衝撃を食らってから、参加する機会があったら行くようになりました。
ミサではどんなことをするかというと、賛歌を歌ったり、聖書の朗読などをします。今回参加したミサは、英語で行われたので、どんなことを朗読しているか、今何を話しているかなどは全く理解できませんでした。それでも、その場にいるだけで、何でこの人たちはキリスト教を信仰しているのだろう、何で世界でキリスト教が最もポピュラーなんだろうと沢山の疑問や知りたいことが浮かんできます。小さい頃から、特にキリスト教と関わりがない私は、みんなが声を出して、聖書の朗読をしているという光景が毎回不思議であり、奇妙であると感じます。世界中の人がそれぞれの宗教を信じていて、いったい宗教って何なんだろうと、海外で宗教に関わる度に、不思議に感じます。
海外旅行に行った時でも、機会があれば、ぜひ参加してみてください。こんな世界もあるんだ、もっと知りたい、知らなきゃいけないなという気持ちにさせられるので、私は好きです。
話にはあまり関係ないのですが、コルカタにある綺麗な教会を載せておきます。この教会は観光地らしく、インドの修学旅行生がわんさかいました。
ひとりでコルカタの観光地巡り
早朝のミサに参加した後は、コルカタで行ってみたかったところをひとりで巡ってみました。まずは、カーリー寺院というヒンドゥー教のお寺です。破壊の神と呼ばれるヒンドゥー教の神様カーリーが祀られている場所です。私が行ったのが日曜日ということもあり、休日のディズニーランド以上に観光客のインド人で込み合っていました。これは激込みのお寺の中に入るための行列です。
この写真は空いていて、写真を撮る余裕がある時に撮ったものです。日本のお寺は静かで厳かなイメージですが、インドのこのお寺はカラフルでにぎやかで全く正反対でした。人の多さに嫌気がさしていたので、あまり楽しめませんでした。平日に行くことがおすすめです!
ちなみに、カーリー寺院までは電車で行くことが出来るのですが、電車は安いし、とても乗りやすいです。下の写真の通り、あまり日本の駅と差は感じませんでした。
ここからは、印象的だった写真を載せていきます。
これは散歩途中に見つけた、トムとジェリーのごみ箱です。この黒ずんでいる感じがインドだなぁと思いました。
次は偶然見つけた美術館のような場所の写真です。ごみがたくさん落ちているようなインドとは、全く正反対の雰囲気ですね。インドにも、こんな東京にある洒落た美術館みたいな場所があるんですね。
この美術館の門番さんに、綺麗で落ち着いたすてきな場所だね!と伝えたら、満面の笑みで、そうだろ!と答えてくれたことも覚えています。
あと、写真はないのですが、コルカタの国立図書館にも行きました。中は日本の図書館とほぼ変わらず、インドの中で一番静かな場所はここだ!!と思うぐらい、クラクションの音や賑やかさとはかけ離れた場所でした。もし、インドの騒がしさに疲れた時は、現地の図書館にいくことも一つの手ですね。
交通手段は、電車意外にタクシーを使っていました。私は値段交渉が上手くはないので、基本的にぼったくられながら乗っていました。値段は少しぐらい高くても、変な場所に連れてかれたりなど危ないことは全くありませんでした。むしろ、みんな話しかけてくれたり、優しいタクシーのおっちゃん達ばかりでした。
ひとりでの観光は基本的に寂しかったですが、ひとりだから警戒されずに現地の人に話しかけられたり、自由さがあったので気楽に楽しめました!
日本人シスターのお話
夕方には、コルカタに住んでいる日本人シスターの方からお話を聞く機会がありました。
祈ることは大事だよ、と言われたことが印象的でしたが、私はそれは綺麗ごとじゃないかとその時感じていました。祈っていたところで何も変わらないし、行動することの方が大事になってくるんじゃないかと話を聞きながら屁理屈を考えていました。が、祈るだけじゃなくて、実際にホームレスの人達などを救ったマザーテレサはやっぱり偉大な人なんだなということを同時に思っていました。
ホームステイ先の話
今回、インド人の家族にホームステイをさせていただいたんですが、やっぱりホームステイは最高でした。
海外にいると、楽しさももちろんあるんですが、同時に私は同じぐらい疲れます。海外にいるときは、10時には寝ないと私は体力が持ちません。異国の地で、普段体験しないようなことを一日でしまくるんですから、そりゃ心も体も疲れます。
そんな海外にいて、安心して帰れる家・場所があることがとっても大事なことに今回気づきました。安心して帰れるホームステイ先があるからこそ、ボランティア活動や観光が思いっきり楽しめました。
この男の子は、ホームステイ先のジョイ君です。私の下手くそな英語を馬鹿にせずに、聞いてくれて、遊んでくれる優しいジョイ君でした。
なにか将来の夢はあるの?と聞いたときに、ジョイ君は忙しそうに勉強していたので、てっきりエンジニアなど大人みたいな答えが返ってくると思っていました。が、ダンサーになりたいって恥ずかしそうに言っていたのが可愛くて印象的です。
こちらは、いつもご飯を作ってくれたお母さん。このお母さんが作ってくれたチキンカレーが今まで食べた中で、一番美味しかったです。
あと、写真はないのですが、この家族のダダさんと呼んでいたおじいちゃんがとても大好きでした!
ゆっくりゆっくり歩くおじいちゃんなんですが、挨拶をしたら必ず丁寧に返してくれて、私の話を聞いてくれて、おじいちゃんと話すのがとっても楽しかったです。道端で会ったら、ただのゆっくり歩くおじいちゃんとしか認識しなかったと思います。が、話してみて初めて、英語が堪能で、丁寧で、面白い話をしてくれるおじいちゃんだと気付けたので、人ってやっぱり見た目だけでは判断できないんだなと改めて思わせてくれた人でした。
海外に行くことの楽しさ
今回のブログを書いていて感じたことは、やっぱり海外に行くことは面白いということです。
私は、海外に行く前、いつもとてつもない不安に襲われます。なんとか海外に行っても、現地で寂しさや悔しさに駆られることもあります。だけど、それ以上に、なんで人生ってこんなに予想がつかなくて面白いんだろうって感じます。自分の選択ひとつで、今日一日がどんな日になるか決まる感覚を直に感じる海外での時間が私は好きです。新しい学びや知らなかったことで溢れている海外での生活が、改めて好きだなと感じました!