Hamjambo?
お元気ですか?
きいです!前回、私が担当した記事の最後にスワヒリ語のことわざを一つ紹介しました。
今回はことわざをテーマに、そこから読み取れる世界もちょっと見て行きたいと思います!
まず一つ目はこちら!
Polepole ni mwendo(ポレポレ ニ ムウェンド)
「ゆっくりは帰って歩みが早い」、つまり、ゆっくり進むことは結局より遠く、そして深い世界に行くことができるという意味です。
前回紹介したことわざと似ていますね。
そして私が好きなスワヒリ語、polepoleが入っています。このポレポレ、ゆっくりって意味ですが、実はとても素敵でアフリカ文化と深い関わりを持つ言葉なんです。
ポレポレ世界って?
皆さんはポレポレ世界ってご存知ですか?スワヒリ語でDunia ya polepole(ドゥニアヤポレポレ)。アフリカは悠久の時間の流れる、ポレポレ世界と言われています。日本では時間は有限だ、急げと言ったりしますが、アフリカでは悠久、つまり久しい過去に始まって変わらず続く、はてしなく長く続く時間が流れているんです。
そんなポレポレ世界のことわざをあと二つ紹介します。
Mstahimilivu hula mpivu(ムスタヒミリヴ フラ ムビヴ)
なにやら発音が難しそう・・・そんなこのことわざは「我慢すれば熱した美味しいものが食べられる」だそうです。
え、食べ物の話?
そういう例えです。焦らず気が熟すのを待てば好機をつかむことができる、待つのも大事、ということを表しています。
Mwenda pole hajikwai(ムウェンダ ポレ ハジクワイ)
はいきましたポレ!ゆっくりいけば、ぶつかることはない、ということわざです。何にぶつかることがないのか?
このことわざに込められた意味は、ゆっくりいけば未知の土地でも学びながら行けるので、知らない人間同士の持つ恐れがなくなり、そしてお互いの文化の壁を越えることができる、というものです。
素敵ですね。
最後に番外編でマサイ語のことわざを置いて行きます!ぜひこのことわざに込められた意味を考えて見てください!
Elo plata akiti kake edung olinga nge.
日本語で動きの鈍い月でも一晩で広大な夜空を運行できる。
参考文献:株式会社情報センター出版局『旅の指差し会話帳60 ケニア』著者 宮城裕見子