北欧の少数民族〈サーミ族〉の暮らし
ディズニー映画「アナと雪の女王」のオープニングシーンに流れる印象的な民族音楽。
実はあの曲がサーミ族の「ヨイク」と呼ばれる伝統的な音楽であることを知っていましたか?ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの北欧地域に住むサーミ族。
今回はそんなサーミ族について紹介したいと思います!
サーミ族とは
サーミ族とは、サンタクロースが住んでいると言われ有名である、ラップランドと呼ばれるスカンジナビア半島北部の北極圏を中心とした、現在のノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシアの4カ国に分断されている地域に住む民族のことです。
サーミ族の言葉はサーミ語ですが、この4カ国の言葉をほとんどの人が話せるそうです。
トナカイと共に季節ごとに移動しながら極寒の自然の中で狩猟や遊牧を営んでいました❄️
サーミ族の歴史
元々遊牧民族として暮らしていたサーミ族ですが、ヨーロッパの国家形成が進むと、各国の支配下に置かれてしまいます。しかし戦後にはサーミ族の人権や教育が改善され、現在ではさまざまな職業に就くサーミ族が増え、トナカイを放牧して暮らすサーミ人は全体の1割しかいません。
文化・工芸
コルトと呼ばれる、色彩豊かな民族衣装。
みなさんも一度は見たことがあるのではないでしょうか?カラフルで暖かそうで、何よりデザインがすごく可愛いですよね💕
フェルトで作られるコルトは女性の手によって織られています。いろんな柄があるのには意味があって地方ごとに帽子のデザイン、フェルトの生地や飾り付けの違いによって出身の区別がつくのだそう!
伝統的な靴「ヌツッカート」も有名です。トナカイの皮を使用した、くるんと丸まったつま先が特徴的です🌟
行事
サーミ人の工芸品を集めたウィンターマーケットで有名なヨクモック。サーミ族が年に一度集まり開催される大規模なマーケットはなんと4万人を超える人々が訪れるそうです。
ラップランドではトナカイレースも開催されるそうです!目の前でトナカイが走る姿は迫力満点です💯
まとめ
サーミ族のかわいい衣服や工芸品には厳しい寒さを生き抜く生活の知恵がたくさん詰まっています。ストックホルムには北方民族博物館という博物館があります!
スウェーデンの文化、工芸、生活にまつわるありとあらゆるものが世界中から集められ展示されているのだそう🇸🇪ぜひ行ってみたいです😆
みなさんも北欧へ行く際に訪れてみてはいかがでしょうか?きっと、北欧の民族についての新たな発見がたくさんあると思います🌟