【全員登頂に成功したキリマンジャロ登山5日目バラフキャンプ4681m➡ステラポイント5756m➡ウフルピーク5895m➡バラフキャンプ】

 

行程:バラフキャンプ~ウフルピーク~バラフキャンプ

 

 トレッキング開始から4日目。遂にアフリカ最高峰に王手をかける時が来た。

キリマンジャロとはヒスワリ語で「輝く山」を意味し、麓に住むマサイに人々からは、「ヌガイエ・ヌガイ(神の家)」と呼ばれ崇められてきた。

 キリマンジャロ 登山編_3901_0

ウフルピークにて

 

2016年3月26日(月) 行動スケジュール

Barahu Camp

4600m

3.7℃

587hPa

起床05:00 朝食05:30

4.7℃

06:25発

1P

4621m

5.0℃

582hPa

06:45着~06:50発

2P

4754m

8.0℃

573hPa

07:35着~07:45発

3P

4850m

10.7℃

566hPa

08:15着~08:25発

4P

4953m

12.4℃

557hPa

09:05着~09:15発

5P

5014m

10.4℃

553hPa

09:35着~09:45発

6P

5300m

13.6℃

538hPa

10:55着~11:05発

7P

5314m

13.1℃

531hPa

12:15着~12:25発

8P

5482m

10.4℃

519hPa

13:20着~13:25発

Stella Point

5756m

4.9℃

511hPa

13:50着~14:05発

Uhuru Peak

5895m

8.6℃

502hPa

15:05着~15:25発

昼食

5400m

14.0℃

517hPa

15:55着~16:10発

Barahu Camp

4600m

9.6℃

588hPa

17:45着

夕食19:00~19:50 MC 19:40~19:45 就寝20:00~

 

 遂にアタック当日となる。前日のハードな行程と一晩中続いた耳障りな強風、5時起床、早朝の冷え込みもあって頭痛や倦怠感は完全に抜けきってはいなかった。朝食は無理やり押し込んで食べる。しっかりと防寒対策をし、出発したのは朝日が昇る頃だった。しばらくして何人かの下山客とすれ違った。彼らは前日の深夜に出発した人たちで、全員頂上まで行けたようだった。しかし、我々のメンバーの状態はあまり良くなく、金原、小杉、荒井、小町、橋本はザックをポーターに預けて空身で登った。

5000m付近からは早いチーム(堀、荒井、大島、高浜、福室、金原)と遅いチーム(小杉、小町、橋本)の分散登攀となった。頂上の氷河ももう手の届く距離に来たとき、目の前の稜線に特徴的なケルンが見えた。最後のジグザグ道を登り切り、ステラポイントに到着する。ここで小休憩をとり、ウフルピークへ出発する。なだらかな坂道を約一時間登り、ウフルピークへと辿り着く。最終的に小杉、橋本はウフルまで来ることはできなかったが、ステラポイントまでは登頂したので、実質的に全員が登頂成功したと言えるだろう。

 頂上ではあまり長居をせず、各自のペースで下山した。昼食は下山中にとったが、疲れていてあまり食べる気が起きなかった。登山道には一部、砂の道があったが、時間短縮のため小走りで下った。キャンプへ着くと、みな全身砂塗れだった。

 

必要装備

 昼間に日が射すと暑かったが、朝夜はとても冷え込むため、厚手のダウンジャケットや毛下着は重宝した。行程全般で足場の不安定な岩場、浮石、砂礫地などがあり、高いグリップ力の保持、捻挫や砂・泥の侵入防止のためにも、ハイカットの登山靴とスパッツ(ゲイター)の着用は必須である。また、風が強く寒いので保温のための目出し帽、毛帽子、スキーゴーグル、防風・保温加工の手袋、テルモス(保温瓶)がとても役立った。

 キリマンジャロ 登山編_8738

 

バラフキャンプ 6:25発

 

キリマンジャロ 登山編_7432

 

昇る朝日に照らされるピーク

 

 キリマンジャロ 登山編_7175

 

暁とメル山

 

キリマンジャロ 登山編_813

 

遥か下のバラフキャンプを見下ろす

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迫りくる雲海

 キリマンジャロ 登山編_9113

 

赤茶けた荒涼とした大地が広がる

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ナイフリッジ状の稜線

 

 

 

キリマンジャロ 人物編_7140

ステラポイント直下

 

 

 キリマンジャロ 登山編_5738

 

ステラポイント(5756m) 13:50着

ここで気を緩めるのはまだ早い。真の頂上はこの先に待っている。

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小杉、小町、橋本もステラポイントまで登頂する

 

ステラポイントの岩陰で休憩

 こすけん_6171

 

 

 

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頂上付近には氷河が見える

以前は埋め尽くすほどの氷河で覆われていたが、近年急激な後退が認められている。

 

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ウフルピーク直下

みな無言のまま一歩を踏み出す。

 

 キリマンジャロ 登山編_3901

 

ウフルピーク(5895m) 15:05着

遂に来たアフリカの最高地点!

 

 もってぃカメラ アタック_8269

 

MOUNT KILIMANJARO

CONGRATULATIONS

UHURU PEAK TANZANIA. 5895M / 19341Ft・AMSL

 

 キリマンジャロ 人物編_2573

 

頂上にはメッセージカードBOXがあった。

でもみな完全燃焼していて何も書けなかった・・・

 キリマンジャロ 人物編_279

 

バラフキャンプへ下山

夕食後は各自のペースで下っていく。

 キリマンジャロ 人物編_5246

 

バラフキャンプへ下山

富士山の須走のような砂礫地の斜面を駆け下りる。

砂が舞い上がるので、全身砂塗れだった。

 

 キリマンジャロ 登山編_3717

 

バラフキャンプ手前

砂地を駆け下り岩場を抜け、やっとのことでたどり着く。

キャンプ場の先端にある緑色のテントがゴールだ。


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