【2019年3月キリマンジャロ登山スタディツアー】参加者による事前講義録!⑥ ~まずはキリマンジャロを知ろう! 環境編~
彼を知り、己を知れば百戦危うからず!
まずはキリマンジャロを知ろう!
キリマンジャロと環境
・キリマンジャロの誕生
キリマンジャロは、75万年前の火山活動によって誕生した標高約5,895mを誇るアフリカ大陸の最高峰である。「キリマンジャロ」とはスワヒリ語で「輝く山」という意味である。赤道からわずか300kmの地にありながら、山頂に口を開ける直径約2.2kmのカルデラに氷河と万年雪を抱き、アフリカゾウやバッファローがのんびり草をはむ麓のサバンナとの対照的な姿は神秘的でさえあります。
・キリマンジャロ周辺の環境問題
タンザニアを含めたアフリカでは、毎年400万ヘクタール以上の森林が失われており、これは森林破壊率の世界平均を2倍も上回る速度だという。また、アフリカの一部の地域では1ヘクタールあたり年間で50トン以上の土壌が消失していると指摘されている。さらに、浸食、化学肥料の使用や野火、焼畑、落雷といった物理的要因により、アフリカ大陸の農場の約65%は使い物にならなくなっていると指摘している。また雪をいただいたキリマンジャロ、チャド湖など、アフリカの有名な風景の一部が、地球温暖化のため永遠に失われようとしている。
まとめ
世界的に問題とされている環境問題が、キリマンジャロにも影響していることを実感する事ができた。キリマンジャロにある美しい自然を見るために登っている人が多数だと思うが、その自然を人間が破壊していることは感慨深いと思う。これは何としても食い止めなければない。多くの人が自然と触れ合い、自然の重要性や自然の美しさについて理解し、緑豊かな地球を守っていきたい。
・参考文献
https://www.hankyu-travel.com/heritage/africa/kilimanjaro.php
http://www.afpbb.com/articles/amp/2404092
記事作成:参加メンバー 松田 直之 / 写真:リーダー 金原 守人