今回挑んだ参加者がそれぞれの目線で紹介していきます!!
マチャメルートの日程!
出発から帰国までの流れはこんな感じです!!
1日目:日本からキリマンジャロへ出発
2日目:キリマンジャロ到着 ブリーフィング
3日目:マチャメゲート⇒マチャメキャンプ
4日目:マチャメキャンプ⇒シラキャンプ
5日目:シラキャンプ⇒ラバタワー⇒バランコキャンプ
6日目:バランコキャンプ⇒カランがキャンプ⇒バラフキャンプ
7日目:バラフキャンプ⇒ステラポイント⇒ウフルピーク⇒ミレニアムキャンプ
8日目:ミレニアムキャンプ⇒ムェカキャンプ
9日目:ムェカキャンプ⇒下山⇒マサイ村
10日目:サファリ⇒空港
11日目:日本到着
1、2日目:アフリカ最高峰キリマンジャロ登山に挑戦へ!日本から出発
キリマンジャロ登山スタディツアーの初日について書きます!
「成田空港~キリマンジャロ国際空港」
自分を除いた9人はエチオピア航空を利用し、成田からエチオピアのアディスアベバを経由してキリマンジャロを目指します!
諸事情により便が違う自分は、少し遅れてカタール航空でドーハを経由しキリマンジャロへ。
「キリマンジャロ到着!」
キリマンジャロ国際空港に到着し、マイクロバスでホテルへ向かいます。
バスがホテルに着くころにはキリマンジャロは土砂降りの天気となり、「明日大丈夫かな~」と一人内心ビビってましたが、ホテルではカンガを見てタンザニアを感じたり、ガイドのキムとフレディからキリマンジャロ国立公園やマチャメルートについてのブリーフィングを受けながら、全員でキリマンジャロ登山への集中を高めます。
ブリーフィングが終わった後は、ホテルの中のレストランで夕飯を食べながら登頂時に掲げる旗を皆で作成!
正確には男性陣は傍から見てるだけで、女性陣が手際よく作ってくれました!
(完成した旗は頂上アタック日のブログで!)
その後はフレディと装備の確認をしたり、各々明日の出発に向けてパッキングをして就寝。
明日はいよいよ登山開始です!
3日目:マチャメゲートからマチャメキャンプへ!
ちなにこちらでもキリマンジャロの詳しい行程や時間などを公開中です!是非!見て下さい!
キリマンジャロ登山体験談
朝8:30ごろにホテルを出発してバス移動。11時ごろにマチャメゲートに着きました。ここでも土砂降りの雨。外国の登山隊も結構いて、みんな荷物を整えながら小降りになるのを待ってる様子。
出発前にはゲートでひとりひとりサイン。お昼を食べて、13時前にいよいよ出発!この頃には雨もほとんど止みました。
早速、うっそうとしたジャングルに入って行きます。ガイドさんのペースは想像以上にゆっくり。また雨が降って来たこともあって、みんな静かに、淡々と歩きます。体力温存、とキツく言われていたので喋りたくても我慢。時おりガイドさんが声をかけてくれるので、それにはみんなで元気に応答。それを見て、みんな喋りたいんだなぁ、と感じます。笑
気温は28度ぐらいはある?ような感じでジメジメ。雨具が張り付いて蒸れてきます。
そして雨の日のトイレは大変。最後の方はもう何も気にしなくなりました。葉っぱで拭いてる人もいたぐらい。
登山道は日本とあまり変わらないような感じですが、周りは漂うジャングル感。キョロキョロと周りを見回しながら楽しんで歩きました。
結局ほぼずっと雨に降られて約5時間、マチャメキャンプに着きました!色々と新鮮だったのであっという間に感じました。
よく写真で見ていた、キャンプの看板を見つけたときに、自分はキリマンジャロを登っていたことを実感。ポーターさんたちがもうテントを立てていてくれて、すぐに食堂テントでみんなでティータイム。
夜は晴れて、キレイな天の川が見れました。
まだ、キリマンジャロ(山頂)を見てもいないので、明日は晴れて、雪をかぶった山頂を見ながら歩きたいなぁと思いながら眠りにつきました!
4日目:マチャメキャンプからシラキャンプへ!
ここはみんながあんまり印象的ではなかったようで感想はなく!写真で紹介!まだまだ余裕です!
5日目:シラキャンプ⇒ラバタワー⇒バランコキャンプ
シラキャンプは3750メートル地点、既に植物の数はかなり減り、足元はゴツゴツとした岩ばかり。その景色が変わらない中4600メートルのラバタワーまで高度を上げるので心身ともに苦しい1日となりました。
この日は7時半出発、朝から快晴です!
見渡す限り岩。ジリジリと上がっていく高度と薄くなる酸素。気づいた頃には高山病になっていた、そんな感じでした。
ラバタワー到達後の写真も明らかに顔色が悪いです、、
その傍、コングール(カラス)がキャンプ地を余裕のルンルンで歩き回っていたり、リスがポーターさんのバッグの中を這い回ったりしていました。
どのキャンプ地にもカラスとリスは沢山います。
しかし私にとって本当の過酷はここからでした。
ラバタワー付近で昼食を済ませた後、3900メートルのバランコキャンプまで高度を一気に落とします。足場の悪い岩場をガタガタと降りていくのでラバタワー迄で培った頭痛が全身に響いて吐き気を伴いヘトヘトに、、
そして、あと少しで到着、、!という時に現れたのが巨大なジャイアントセネシオ群!!!
私はこれが見たくて遥々ここまで来たんだ!と思っていましたが吐き気と頭痛で写真を撮ってる余裕はほとんど残ってませんでした、、
唯一撮れた写真です。日本じゃ絶対に見れない光景ですよね!
ヤシの木のような、パイナップルの木のような印象を受けますが、木の皮をちぎると羽毛のような細い繊維をしていて非常に軽いです。これは水分を根からではなく木の表面から吸収するためだとガイドのフレディが教えてくれました。木の中は空洞になっているみたい。。不思議です。 キャンプ地に着くとテントと暖かい飲み物が用意されている為ポーターさんたちには感謝しかありません。
この日はポップコーンが用意されており、本当に本当に美味しかった。アサンテサナ。
日本に帰って来てから時差ボケでほとんど寝ていたので、最近やっと片付けをしたのですが、広げたスーツケースから毎日食べていたお粥とスープの匂いがして少しキリマンジャロが恋しくなりました。
6日目:バランコキャンプ⇒カランがキャンプ⇒バラフキャンプ
ちなにこちらでもキリマンジャロの詳しい行程や時間などを公開中です!是非!見て下さい!
キリマンジャロ登山体験談
アタックを明日に控えたこの日も長い1日になりました。
まずは昨日からずっと目の前に控えていた、そびえ立つ岩壁、ブレックファーストウォールを登ります。キャンプに着いてからホントにこれ登れるの?って思ってました(笑)
登ってみると今までにないアドベンチャー感。みんな楽しくてたまらない様子で次々と岩をつかんで登っていきます。
朝は気温も低く、凍った岩が滑る!そして足元の草にはツララが…
凍った霜柱を誰よりも先に踏むのが楽しくてみんな我先にと足元をワサワサとしていました。
滑り落ちたら命がないだろうな、という隙間をガイドさんに手を引いてもらいながら、岩に抱きつくようにして通り抜けました。
さっきまでいたバランコキャンプはあっという間に小さくなって、晴れ渡った空の下には、街も見えてきました!
だんだん空が近くなってきたのを感じます。ゴールはすぐそこ…!
ブレックファーストウォールを登りきると二つの絶景。目の前にそびえる美しいキリマンジャロ、そして眼下に広がる今日まで登ってきた山並み。こんなに高いところまで来ていたんだ、と実感しました。
そこからは少し下って、お昼ご飯はもうすぐそこ…と思いきや目の前には巨大な谷が!すぐ数百メートル前にキャンプがあるように見えるのに巨大な谷を下って、また登り返さなければなりません。第二の敵、ランチウォールです(笑)。
やっとカランガキャンプに着くと、テントでお昼ご飯。メニューはいつものスープに加えて、フライドチキンにポテト、サラダ。サラダがデパ地下の味だと大好評でした。
キリマンジャロに来て初めてのポテトも美味しくて、ポーターさんたちに大量に盛られてもぺろっと平らげました。
疲労具合と満腹度はもうテントに入って休みたいところ。しかし今日の行程はここで丁度半分。バラフキャンプまで長い道のりは続きます。
カランガキャンプからは急な斜面はなく、なだらかに、しかし確実に上へ上へと登っていきます。道の周りにはゴロゴロとした岩が多くなってきました。
だんだんと雲が広がっていき、途中から雷の音も聞こえてきました。驚いたのは雷が自分たちの下から聞こえること。今、雲の上にいるんだと再認識しました。
天気も悪くなり、単調な道のりだと、自然とみんな静かになってしまいます(笑)。そんな時に、いきなり聞こえるのがガイドさんたちの歌声。一緒に歌って気持ちを高めながら、バラフキャンプまでの最後の登り坂に挑みます。
ディナーウォールはないよ、と言われていたのに、最後はかなりキツかったです。だんだんと雪をかぶったキリマンジャロが近づいてきて、本日のゴール。頂上アタック前のベースキャンプなだけあって、バラフキャンプは他の場所とは
雰囲気が違います。標高4600メートル。酸素も薄く、少し動いただけで息が切れます。
ご飯までテントで休んでいると、「サンセットだよ!早くテントから出てきな!」と呼ぶ声が。カメラを持って出てみると素晴らしい夕焼けとキリマンジャロ。神聖な雰囲気を醸し出していました。この場所で、今、私たちにしか見れない景色。ここまで苦しんで登ってきたからこそ、味わえる絶景でした。
この日の夕ご飯はキリマンジャロに来て2度目のカレー。明朝のアタックのパワーをつけるためにポーターさんが作ってくれました。標高4600メートルでのカレーライスがどんなに美味しかったことか。苦しいときでも山盛り食べるこのご飯が明日、頂上までの一歩になります。
綺麗な景色を見て心も充電。美味しいカレーを食べて体も回復。明日の早朝アタックに向けて気合十分!ここまで来たからには明日は絶対にこのメンバーで頂上に立つんだ!という強い思いを持って寝袋に入りました。
いよいよ!明日はアタックの日!続きは後編をご覧ください!