ジャンボ!キリマンジャロスタディツアー参加者のマッサンです。
今日でキリマンジャロ登山も折り返しに差し掛かる3日目!高所順応のために一度4500m越えを経験し、その後4000m付近までもう一度下っていきます。
メンバーにとってはこの日が第一の難所となりました。
◆◆キリマンジャロ登山3日目スケジュール◆◆
6:00 起床
6:30 モーニング
7:00 メディカルチェック→出発
12:10 ラーバタワー到着・ランチ
13:10 ラーバタワー出発
16:00 バランコキャンプ到着
18:45 ディナー
19:30 メディカルチェック
20:45 就寝
■■登山時の服装■■
スタート地のシラキャンプで最低気温6.7℃。 運動していないため結構な寒さを感じました。
半袖、シャツ、フリース、ウルトラライトダウン、ニット帽を着ていました。
行動中は最高気温26.9℃まで上がり、20℃以上の気温差がありました。もちろん半袖でした。
ラーバタワー付近では霧が濃くなったためニット帽を被り、高山病の予防の一つ、頭を冷やさないことに努めます。
日の出と共に起き、食事とメディカルチェックを済ませ準備は万端!
キリマンジャロ登山中はかなり健康的なスケジュールを送っていました。
~モーニングメニュー~
お粥
パン
スープ
卵焼き
ソーセージ
フルーツ
出発前に預け荷物をまとめている様子。毎日沢山の荷物を運んでくれるポーターさん達には頭が上がらなかった
登山3日目スタート!
早朝からお昼にかけて、まずはラーバタワーを目指してひたすら登っていきます。シラキャンプを出て少し登った時点で既に標高は富士山越え。遂に4000mまで来たかーーって気持ちになると同時に、ここから2000m弱をさらに登らなければいけない事を認識させられます。
そして写真から分かるように、午前中の天気は快晴でした!ダウンジャケットを羽織ったり脱いだりして体温調節を行ってはいますが、歩いていると次第に体が汗ばんでくる感覚がありました。高山病対策も兼ねて、水分補給をこまめに取るようガイドのフレディ・キムに促されます。
怪しげな雰囲気のコスケン
もりとさんは相変わらずマイペースにカメラを構えていた
マチャメルートは登る日ごとに景色が変わり、それを楽しみながら登っていけることが一つの利点ですが、この時に限ってはひたすら荒涼とした大地を歩き続けていました。約30分ごとに小休憩を挟みながら、淡々とラーバタワー目指して歩き続けていきます。
ガイドの皆が歩きながら歌って励ましてくれた。メンバーとのテンションの差に笑った
休憩時にロバートが皆に渡してくれたチョコを皆黙々と食べていた
正直、自分は登山2日目に発症した高山病の症状が未だに続いており、この時は2日目に同じくあまり記憶がありませんでした・・・!カメラを構える気力すら無くひたすら歩くことだけを考えていた気がします。
そして、歩き続けると晴れていた空に徐々に霧がかかってきました。霧に隠れてそびえ立つラーバタワーを目の前にして、ここで頭痛を訴え
るメンバーが現れる・・・!
皆に緊張感と不安が漂う中、それでも歩みを続けていき・・・
12:10 ラーバタワー到達
着いたーーーーー!!
ようやくラーバタワーまでやってきました!ここで昼食を取った後は下るだけでキャンプ到達なので、思わず皆に笑みがこぼれます。それにしてもラーバタワー果てし無く大きかった。
ラーバタワーをバックに写真を撮ると、MOTIさんもこんなに小さく見えます。いや何というかラーバタワーもMOTIさんも偉大ですねはい
これから楽しい昼食♪
のはずが・・・4500m超に至った事が影響して、ここで体調不良を訴えるメンバーが続出しました。9人のうち自分も含めて、およそ半分ほどのメンバーに頭痛・食欲不振・吐き気といった高山病の症状が見られました。
高山病を経験した方は分かるかと思うんですが、一度症状が出るとそう簡単には治らないんですよね。下山することが最良の治療法だと言われているんですが、全員登頂を目標として登る以上、下山という選択肢はできるだけ避けなければいけません。これからアタックにかけて、各自高山病と闘いながら登り続けることになります。(自分は何故か4日目に治りましたが)
~ランチメニュー~
パン
スープ
チキン
野菜パイ
フルーツ
食欲があるメンバー達はおいしそうに昼食を食べますが、それに反して高山病にかかったメンバー達は食欲が全く出ません。せめてスープだけでも飲んでおけ、という話に従ってスープを半ば無理矢理胃の中に流し込んでいきます。(食事の時のキムはちょっと怖かった)
ちなみに自分は食後わずか数分で嘔吐しました・・・。
ここで高山病に関する個人的なメモ。
自分は2日目の高度3000mにて高山病の症状が現れ、ひどい吐き気と食欲不振、傾眠傾向が主な症状でした。ダイアモックスは服用していたものの、3000~4000mの高度は一度も経験したことが無かったため、それによる影響が強かったかと思います。あとは初日にカフェインを摂りすぎたこと、睡眠不足だったことも響いたかもしれません。一度高山病にかかってしまった場合でも、基本的に食事・水分補給を大事にし、できるだけ体に酸素を取り入れるために日中は起きて体を動かすように促されます。また、高山病は個人の体質による所もあるため、誰でも油断は出来ないものだと思います。(高所を経験しているもりとさんも、今回は高山病にかかりました)
いずれにせよ、高所へ登る際は、一度それに応じた標高を経験しておく、上記の基本的な予防法を大事にするといった事が重要だと感じました。あとポレポレもね!
13:10 出発
さて、気を取り直してここからバランコキャンプに向けてゆっくりと下っていきます。霧がかかってきたこと、体を休めていた事から徐々に冷え込んできたため、皆防寒着を着込んでました。
下りでテンション上がるマサンジャと高浜さん
この時顔に
死相が出ていた
下りルート〜バランコキャンプ前に群集していたジャイアントセネシオたち。めちゃくちゃでかい!
まだまだ余裕がありそうなフレディ。ちょっと憎らしい
ここからそれぞれのペースを保って、ゆっくり下り続けていきます。隊列が若干離れながらも、
ここからそれぞれのペースを保って、ゆっくり下り続けていきます。隊列が若干離れながらも、歩くこと約3時間・・・
16:00 バランコキャンプ到着
全員バランコキャンプへと辿り着きました!
一時は危うかったものの、ここまで無事に到達できたことで安堵感を覚えました。
この日は早朝から4000m付近をずっと歩き続けてきたため、皆ぐったりと疲れている印象でした。天気も優れなかったため、ここから夕食まではゆっくりと休んで明日に備えます。
18:45 夕食
~ディナーメニュー~
パン
スープ
フルーツ
それぞれが休憩を取ったものの、夕食時はやはり疲れが出ているようでした。それぞれが極力食べられるだけの夕食を取って一休憩した後、MOTI・フレディ・キムからまさかのスケジュール変更の提案を受けます。それは・・・翌日泊まるはずのカランガハットを通り越して一気にバラフキャンプまで行ってしま
うとのこと!それによって本来夜中に開始する予定のアタックを早朝に持ち越せるとのことでした。皆疲れが溜まっておりそれどころではないといった感じでしたが、日中に歩けるのならば是非ということで、スケジュール変更が決まりました。4日目もハードなスケジュールになりそうです・・・!
4日目に続く!