【2015年8月インドスタディツアー】振り返りブログ5日目!マザーハウスとサプライズパーティ!

はじめまして!5日目担当、大学3年の小泉裕寿(こいずみゆず)です。

出身は秋田県で、現在は北の大地に移住中です。
  

将来の夢は、教育と福祉の連携業務に関わり、どんな環境でも若者が夢に向かって挑戦できる社会づくりのお手伝いをすることです。
スクールソーシャルワーカーのような立場で、若者と一緒に悩み、楽しみながら成長していきたい!!!
ツアーには、「急成長国・発展途上国の現状を自分の身体で感じたい」「スタディーツアービジネスと、支援の方向性について検討したい」という思いで参加しました。

それでは、5日目のラインナップ!!!
この日は、インドに来て半分が過ぎたこと、コルカタをゆっくり回れる最終日ということで自由行動が多めでした。
午前中 マザーテレサの施設でボランティア2日目

昼~夕方 自由行動

マザーテレサのハウスで日本人シスターのお話を聞く

夜 自由行動

1日早いけど・・・メンバーのちきの生誕祭!!

昨日に引き続き、男子と女子で分かれてマザーテレサの施設でボランティア活動をしました。
男子は「プレムダン」という施設で、女子は「シャンティダン」という知的障害・精神障害の女性のホーム、「シシュバン」という障害児がいる施設でした。

私は、精神障害の女性が中心のほうへ、もっていさんたちは知的障害者・障害児と関わる方へ。

どちらのチームも今日の仕事は洗濯!!!

屋上に沢山つながれたロープの物干しに、「ワンピース」「ズボン」「タオル」「下着」など用途と生地で分けて干していきました。

下でボランティアと患者さんが協力して洗ったものを、いつも患者さんが無言で運んでくれました。

また、洗濯物を干している横で終わってもずっと寝そべっている患者さんがいました。日向ぼっこなのか、何か伝えたいのか、そこに愛着があるのか、その姿が印象的でした。 

2日間、長年マザーの施設で働いているボランティアの律子さんが私たちに指示をしてくれました。

「今日は沢山人がいるから30分だ、最短記録」と話す律子さんは、屋上いっぱいの洗濯物を1人で洗濯して干すこともあるそうで。
現地に根付いた、職員やシスターに近い存在になっていると感じました。
ふと、「もし律子さんがいなかったら?」と考えました。私たちも、他のボランティアも、言葉が通じない中でどうやって、コミュニケーションをとっていたか。
もっと自発的に考えて行動し、各国の人と身振り手振りで仕事を探しながら取り組んだ気がします。律子さんの指示待ちだったことが反省です。

洗濯物が一通り終わってティータイム。

チャイとビスケットもどきを頬張りながら、話に花を咲かせました。
他の学生、社会人、律子さんで話しましたが、会社を辞めて旅を2年間する人や、世界一周の話、「アフリカのここがよかった」等という話を聞きました。
色んな話を聞いて、現地の人も日本人の誇りも大切に出来る大人になりたいと感じました。
また、私はスペインの女性と片言の英語で会話をしました。

片言なのにずっと笑ってくれていて、「頑張って伝える」「わからなくても親身に聞く」ことの大切さを実感しました。

日本人以外でも、マザーの施設では外国人に英語で積極的に話しかけることが出来たのも、1つの収穫です。

もし、ここに行く機会があれば、本当に世界中からボランティアの方が集まっているので、英語が苦手な方も話しかけてみることをおススメします!

意外とボディーランゲージでも伝わります!!

休憩を終えて、昨日もやった、マニキュアを患者さんに塗る、ということをやりました。

全然言葉が通じなくても、近くによると手や足を差し出して笑ってくれます。
そして塗っている間はずっと見られていて、正直、緊張します。

特に私は普段、マニキュアを塗らないこともあり、爪からはみ出してしまいました。
そうすると、「ここ塗り足りない」「はみ出ている」というように、私の手を持っていったような身振りをされました。
その指示がとても細かくて「きれいに塗れなくてごめんね」という申し訳なさでいっぱいでした。
それでも塗り終わると笑顔で手を握ってくれる人、手に口づけされるようなこともありました。
口づけをしてくれる人は結構沢山いたので、その意味を後で調べてみようと思います。
勿論、「いらない」というように断る人もいましたが、爪が白い人はあまりいませんでした。
皆がこれを本当に求めているのでしょうか。言葉はわからない状況で、患者さんが「ただ塗られる」状態になってしまわないのか、疑問が残りました。
そうやってマニキュアを持って歩いていると、急に笑顔で手を引っ張られて最終的に泣きつかれることも何度か。
でも肩を叩いていると落ち着いてくれたり、余計泣き出してしまったり。
言葉以外のやり取りの中で、「患者さんの感情を親身になって理解したい」「とにかく近くにいたい」という素直な気持ちになっていきました。

最後の方は食事前の時間に水を配り、後は自由に患者さんとコミュニケーションを取る時間でした。
最初の方で「近くによってくる患者さんだけに、ボランティアが行ってしまう」という話があったので、ベットで寝たきりの患者さん・あまり動かない患者さんに、積極的に「ナマステ」の挨拶から向かいました。
勿論反応が返ってこないこともありましたが、徐々に手を少しだけ動かしてくれたり、窓の近くに顔を少しだけ寄せてくれたり。
最初は少し心が重苦くなる時間ですが、最後の方は「ずっとここで長く関わってみたい」と心地いい時間になっていました。
患者さんの隣でゆったりしていたら、置いていかれそうになったのも良い思い出です。
最終的に「謎の交信をしていた」とか言われました。

このボランティアはとても不思議な気持ちになるものでした。
「世界中から沢山のボランティアが立ち代わり現れること」、「ボランティアが行うことが仕事化している一面があること」、「患者さんが肌の色も言葉も違うボランティアが来ることに慣れていること」、「ボランティアにやられっぱなしになっているような一面と、ボランティアとは無関係なところでシスターと患者さんが関わって生み出されている一面がある」など。とにかく異質でした。
マザーテレサの施設は社会的な排除や孤立を防ぐ上で、世界的にも大事な施設として機能していると思います。
しかし、「患者さんが見世物になっていいのか」という疑問は最後まで残りました。
患者さんがすごくボランティアに慣れていて、ボランティアが「日常化」している印象を受けました。
沢山の人が集中するのは学生が訪れる長期休みだと思いますが、それでも「ボランティアの仕事」を必ず作らなければいけません。
私だったら、「毎日違う人が訪れて仕事をしていく」というのはあまりいい気がしません。本当に落ち着くのでしょうか。
ボランティアは貴重な経験ができ、私生活に生かすことができます。しかし、「患者さんにとってこの環境が本当にいいものなのか」を問い直す必要もあると考えました。

そして昼からは自由行動!
コルカタ最終日ということで、皆散らばって、思い思いの場所へ出掛けました!
私は商品企画の買い出しのために街へ買い物に行きました。
スーパーで買い物したり、人力車に乗ってはしゃいだり(見える景色は違うし、丁度いいスピードで、インドの乗り物の中では、個人的に1番のお気に入りでした)、美味しい中華料理をインドで食べたり。
あっという間の楽しい時間でした。中華料理はずっと辛いものばかり食べていたので、ほっとする味でした。
  

  

  
そして次は日本人シスターの話を聞きにマザーハウスへ!

しかし、、、「よし、マザーハウス行くぞ!」というところで戻ってこない2人組が、、、。さえとちきです。

  

誘拐されたんじゃないか?とか皆で本気の心配。

待っていたところ、やっと帰ってきました、、、!あー良かった、、、!

実はこの2人、明日炊き出しをするカーリー寺院に電車で向かい、謎のインド人ガイドに騙されて、案内料200ルピーを取られ、電車の時間に間に合わず、集合時間に遅れたらしいんですね、、おもしろすぎ、、!

2人が言っていたことは、「頼んでもいないのに勝手についてきて、好き勝手やってお金を取る」「最初は要求が500ルピーだった」「お祈りの際に花を交わされた」「額に押されたはんこ」「そもそも明日行くことを忘れていた」とかですかね、はい。

この日の2人は最終日まで楽しいエピソードとして刻まれました。とにかく騙されても爆笑しながら、安全に戻ってきてくれて本当によかった、、、!!

さてさて気を取り直して!バスに乗ってマザーハウスに日本人シスターの話を聞きに向かいました。
  
話の内容はとても濃く、その中で私は「許すことの大切さ」と「痛いと思うほど人を愛しなさい」という話が印象に残りました。
前者は、「自分も他人も」だそうです。私はニュースで犯罪者を見る時は、「その人の家庭環境は?」「経済的には?」等、犯罪者の背景をみるように心がけてます。
周りで問題が起こった時も「事情があったのではないか」と一応考えるようにしています。
しかし、正直なところ、これは自分に余裕のある時に出来ることです。
例えば、自分の家族が殺されて犯人の事情を考慮出来るでしょうか。難しいです。勿論社会もそれほど甘くはないです。
ただ、本質的には「人間最初から悪である人はいない」ということはわかります。
今、私が出来ることは「簡単なことから人を許すこと」だと感じました。
日本人がよく使う言葉で「お互い様」というのがありますが、究極的にはこれだと思います。

後者は「我慢や自己犠牲」を伴うそうです。人は1番に自分が可愛い生き物だから、自分のことを優先しがちであるため、小さなことから1つ自分のことを我慢して、他人を気に掛ける重要性が語られました。
これを受けて「他人のことや周りを気にかけすぎて、自分が疲れてしまっては駄目ではないか」という葛藤が1つ残りました。
しかし、疲れるまで行動として頑張らなくても、自分のことを考える時と同じ基準で家族や友達のことを考えてみようと思いました。
そしたら、今までとは異なった視点で、より寄り添った形で理解できるのではないかと考えました。
また、家族にもう少し時間を割こうと思いました。
1人暮らしをしていると、毎日のように来る両親からのメールを返すのが面倒臭くなる時があります。
しかし、「忙しい」言い訳はやめて、少しの時間で家族が安心出来るので、「これだけは」続けていこうと思います。

  

とはいえ、文章に出来ない葛藤が沢山残りました。全てをすっとは理解できないし、そういうものではないと思います。
「自分が可愛くても自分を許すことが一番難しい」という問題もあります。
ただ本当に深く深く落ちてくる言葉だらけでした。生涯を通してゆっくり解釈・考えていきたいです。
「痛いほどの人間愛」「許す」「見えない貧しさ」、全部繋がっているように感じました。
「自分の国でコルカタ(孤立している人・場所)を見つけてください」という締めくくりでした。
孤立も社会の制度や仕組みと結び付けて解決できること、心の持ちようで変えられること、様々でしょう。メンバ各々、色々な感情が生まれた本当に貴重な時間でした。
  

そして夜の自由行動を終えて、ミーティング終了後にちきの生誕祭を行いました。
サリーと色紙、チェキ写真をプレゼントしました。私たちが、インドに入国した時にもらった歓迎の花をばらして、ドライフラワーのようにちきに振りかけました。
この時のちきの驚いた顔と笑顔が忘れられません!インドで誕生日を迎えるなんで一生ものですよね、少し羨ましいな。
みんないい笑顔ですね〜!
  

忘れられないコルカタ最後の夜となりました!!!

5日目、本当盛りだくさんでした!
主観に基づいた、長文の振り返り、最後まで読んでくれてありがとうございました。
明日はいよいよコルカタ最終日!!寝台列車!

6日目担当は、面倒見の良さはピカイチ、旗振りお姉さんこと、商品企画リーダーのすず。
  

よろしくお願いします!

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MOTIProjectスタディツアー今後の開催予定
2016年2月18日~29日 ウユニ塩湖&マチュピチュスタディツアー

ツアー詳細はすべてここに➡https://motiproject.net/project/201602uyunimachupicchustudytour
2016年3月9日~18日 アフリカ・タンザニアスタディツアー

ツアー詳細はすべてここに➡https://motiproject.net/project/201603tanzaniastudytour
2016年9月初旬  インドスタディツアー

今から情報を収集したい方は➡https://55auto.biz/motyjeel/touroku/201609india.htm
★★説明会予定★★ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
2015年9月2日 13時~ ウユニ塩湖&マチュピチュスタディツアー

2015年9月16日、25日 タンザニアスタディツアー
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■帰国後イベント■
2015年11月29日10時~

インド・タイスタディツアー合同でサウンドスケープ展開催!

報告会もあります♪

イベント情報はこちらから➡https://55auto.biz/motyjeel/touroku/entryform23.htm

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